Recocoのアイコンについて

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Recoco - Voice Recorder App for Reviews

のアイコン、今までざっくりと作ったよとしか言っていなかったのでメモ程度に過程を残しておきます。

初代アイコン

今のアイコンは実は2代目です。
初代は2017年1月にクライアントの「アイコンが必要」「猫要素が欲しい」という謎のこだわりからこれ↓

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を作りました。

そのころはこちらも卒論でヒーヒー言っててあんまり時間をかけられなかった気がします。
マイクっぽい線と猫の手も借りたい的なイメージかな。

制作時間はおそらく2時間くらいだと思います。


これでリリース前に数ヶ月やっていたけどユーザーから「モグラみたい」「何かよくわからない」という意見をいただき(私もそう思っていた)リリース前に変更することにしました。

 

Recocoアイコン

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2代目は2017年2月に制作したらしいので卒論も最終発表会が終わって気持ちに余裕ができた頃に制作したらしいです。(とは言っても時間はあまりかけていなかった気がする)深夜に作り始めて夜が明ける前にはできた気が。

 

現行バージョンのアイコンにするきっかけ

前述の通り

モグラみたい

・なんのアプリかわからない

との意見があったのと、クライアントから「変更したい」と言われたので新しく作ることにしました。自分でもあまり好きなデザインではなかったし。

アイコンの課題

「どんなアプリかなんとなくわかるようにする」

「ターゲット層(大学生、ビジネスマン)がダウンロードしそうなデザイン」

制作過程

1.どんなアイコンがあるかリサーチした(1時間くらい)

ボイスレコーダーアプリ」のアイコンを色々調べました。
結果、大体が「マイク」「受話器」「録音感のある赤い丸」という感じでした。
ということで、「録音」は例に倣ってマイクなどの分かりやすい物で表現し、Recocoの「振り返る」ことをデザインに取り入れて差をつけようかな、と。

 

2.色、雰囲気を考える(頭の中で30分くらい)

アプリの中身の配色と系統が違うのは違和感があるのでアプリの配色に揃えました。
大学生〜ビジネスマンとややターゲットが広いのでパキパキしたザ・スタイリッシュではなく少し温かみのある配色にしています。加えて、納期が「翌日」とかだったりしたのでフラットデザイン〜という感じに。

 

3.とりあえずイラレでこねこね(3時間くらい)

紙で書くよりイラレとかソフトでラフを作り始めることが多いです。
実はあんまりイラレで図形を描くのは得意ではない...
マイクを作ったり「振り返り」を表現するにはどうしようかと考えたり。
最終的に「振り返る」感を12個の点(時計)と反時計回りの矢印で表現してみました。なんとなく伝わるかなと。

 

4.微調整(2時間くらい)

グラデーションの比率とかマイクと時計(仮)の距離感サイズ感をひたすら調整しました。
実際の表示サイズはかなり小さいので点の大きさとか矢印の太さとか線の太さとか拡大したり縮小したりひたすら調整。
そのままだとのっぺりした感じだったので、少し影を入れて全体をスッキリさせてみたりしています

 

5.完成

技術的には難しいことをしていない(できない)けどなかなか万人がDLしやすいデザインになった気はしています。サイズ調整してクライアントに引き渡し。その後そのまま最終発表会用のチラシデザインも降ってきました。

アイコンを変えた結果

「レコーダーアプリ」ということがマイクでわかるので違和感なく受け入れられているっぽいです。
壁紙を暗めのものにしていた人には「見つけづらい」と言われたもののまあそれは仕方ないような気も。
そこそこ評判が良かったのでよかったです(クライアント本人が作ったと思っている人も多い気がする)

 

これから

Recoco2の制作の可能性が出てきたらしいのでアイコンもロゴも一新しようかなとおっしゃられていたのでそうなる気がする。そうなったらもっと時間をかけてリサーチとかして経過を残して制作したいと思います。

そのほか

アイコンの他にはそもそものアプリの配色決めたり、最終発表会で配布するチラシデザイン、今年に入ってからはクマ財団の最終発表会Recocoブース案、ブースに貼ってたポスターとか作ってました。

お仕事募集中です。

 

ーーーーー

「書き起こしアプリ」として広まっているみたいで評価が低いんですがあくまで「便利なボイスレコーダー」なんです。

録音途中に区切りを自分で入れられるので聞き返すときに「この話題どこだったかな」ってときワンタップで聞き返すことができます。書き起こしはおまけ。Siriを使ってるので「精度が低い!」という文句はApple様にどうぞ、ということみたいです。

講義などの広いスペースで使う場合はほぼ書き起こしされないみたいですが「テスト範囲」とか「重要」みたいなタグを入れておけば聞き返すときにすごく楽なので便利だと思います!

よかったらDLしてみてください。

Recoco(レココ) 振返りやすいボイスメモ

Recoco(レココ) 振返りやすいボイスメモ

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新卒入社した会社を半年で辞めました

タイトルの通りです。Twitter見てくださっている方はご存知かと思いますが9月22日付で退社して現在ガチ無職です。

最近やっとPC開いてられるテンションになってきたので書いてみます。

前職について

簡単に言うといわゆる「小学生向けプログラミング教室」の「先生」をしていました。

と言っても会社自体は通信の高校経営してたり出版部門あったりソーラーパネル売ったり格安SIM売ったり流行りに乗って色々な事業を立ちあげて頑張って生きてる会社で、私は「新規事業部」に配属されていて、その「新規事業」が「プログラミング教室」だったのでとりあえず「先生」をしていたと言うわけです。

まあ「プログラミング」と言ってもメインはSTEM教育でレゴで遊びながら理系の考え方を育てましょうと言う感じ。

3月24日に卒業式で25日から入社式と研修が始まる謎...を心の中に押し込めてとりあえず頑張って働かなきゃと7月下旬までつくば⇄横浜市内某所を往復する毎日...

教室でのレッスンの他にもチラシのポスティング、ショッピングモールでの営業イベントなどなどをこなしつつ5月には年長から小6まで100名以上の生徒を担当していましたとさ。

 

動機

自分でもよくわからないんですがだんだん身体が物理的に動かなくなり死を意識し始めたので辞めました。

在学中にうつ病になって1年で持ち直した前科があるのですがその時とは違って無気力になるよりも先に身体が動かなくなりました。脚の痛さは毎日あったんですが腰も痛くなって7月4日に突然身体が動かなくなって1週間くらい休んで復帰して引っ越し後8月下旬から9月の頭に毎日めまいがして数回倒れかけるということがありました。

その理由としては7月までつくばから通っていて無駄に体力を消耗する上に8時間ほとんど立ったりしゃがんだり声張ったり歩きっぱなしの業務内容だったのと週休2日(2日とは言っていない)と言うことで6連勤1休3連勤とか7連勤とか休みが自由自在に移動するわけのわからないシフトだったことが原因かなと思ってます。

 

他には先輩との会話が難しかったとかの微妙なストレスとカリキュラムについての不安感とこのままだと何も得られず自分の持っているちょっとした技術も朽ちるのを待つだけで望む成長できなさそうだなと思ったからというのもありました。

働いていた時

基本的に勤務時間は10時〜19時で8時間勤務だったので8時に家を出て21時に家に着くという感じでした。7時起床25時就寝できたらいいなみたいな。

でもレッスンの時間が30分は残業しないといけない時間帯で設定されていたので実際は22時に帰宅できれば万々歳みたいな感じでした。

そもそもなぜ引っ越さなかったかというのは、同棲していたのもありますが勤務地は内定もらった時は「山手線圏内だろう」という話だったからです。勤務地が変わった話はまあまあ複雑な感じになってたので割愛します。

7時起き25時就寝できれば余裕じゃんと思うじゃん。

冷静になって考えると7〜8時と21〜25時の5時間しかプライベートな時間がないわけで、そこに着替え、化粧、朝食、夕食、風呂が入るので本当に自由な時間は2時間半とかしかなかったわけです。

 

とはいえ業務内容はまあ「ほぼ想像していた通りのこと」を頑張るだけだったので体力的には大変でしたが難易度的にはそんなにでもなかったです。ただ私にとってはそれが逆に「成長できない」という不安を煽ってストレスになっていた感じがあります。

あと「超文系会社」過ぎたので情報系()を学んだ私が意見したことは全て「紐途ができても他の社員ができないから導入コスト考えて?他の社員に教えられるなら自分でやってみて。」でした。そして直属の先輩も文系なので話題は「彼氏が浮気するんだけど広い心で受け止められるようになってきたよ」という話に「そうなんですか〜」と相槌を打ち続ける日々でした。

 

結局何がダメだったのか

愚痴と嫌味っぽくなってしまって申し訳ないんですが私がちゃんと就活できなかったせいなので全部私の責任。会社は私に合わなかったけど全体的に見ればブラックではない。いい会社でした。

私が大学出られても「やりたいこと(納得して続けられること)が見つからない欠陥品」だったのが悪かったのです。

4年の春から就活してたのですがエンジニアは無理だと思ったので総合職で受けるものの具体的に何をさせられるのかが不透明だと応募できない性質だったので受けた会社自体も少なくて...受かったから働き始めたという感じだったのがダメでした。あと「自分に価値がない」と思いがちで超大手とか全く受けなかったのもダメでした。

 

良かったこと

「習い事」の裏側がわかったのと、子供かわいいなあと思えるようになったことと、自分が「先生」を演じるのが上手いと分かったことです。

そして思っているより世の中は私よりも情弱で溢れているということがわかりました。

 

現在

彼氏大明神に養ってもらっています。名前の通り紐になりました。

大明神の開発してるもののデザイン案作ったり大明神のモチベをあげたり料理したり家事したりしてます。

年末に友人の名刺デザインさせてもらったりもしました。

年が明けてからやっと絵が描けるようになって今は絵を描いたり練習がてらランサーズで名刺デザインとかチラシデザインとか投げたりし始めています。(コンペなかなか通らない)

 

これからどうするか

絵を描いたり名刺とかチラシとかデザインするのは苦しいけど嫌いじゃないことだと実感したのでとりあえず大明神に見限られるか働けと怒られるまで細々とこれを続けたいと思います。

大学時から今まで見返してみるとそこそこ作ったものがあったんですがどんなにポートフォリオが溜まってても「自分よりできる人たくさんいるから自分無価値」という呪いが消えないので消えるまで何かしら作りたいと思います。いけるっしょってなったらまた就活します。

似顔絵とかイラストとか名刺デザインとか研究発表ポスターとかポスターとかアプリアイコンとか作れるのでお仕事募集してます。

 
 
余談ですがこれから就活する方へ

同じ大学の人だったら、多分自分が思っているよりも他人よりできることが多いので恐れずにチャレンジしてちょっと自分にはレベル高いかな?くらいのところに行った方が幸せになれると思います。私みたいに何やりたいかもわからないならとりあえず大手受けまくるのもいいと思う。内定もらえたらとりあえず「大手に受かった」ってことで転職もしやすいだろうし大手コンプレックスもない。(私はめっちゃ会社名コンプレックスだった)